「フランスワインの女王」の風格とは?ボルドーワインの特徴まとめ

ボルドーワインの特徴について

フランスの南西部、大西洋側に位置するワイン産地がボルドー。「フランスワインの女王」と称されるだけではなく、恐らく世界トップクラスのワイン産地と言って過言ではないでしょう。

ボルドーは特に赤ワインが有名であり、数十年以上熟成させることができるような重厚感のある味わいが特徴的です。

白ワインは、ソーヴィニョン・ブランを主体としたフレッシュなものが多く、中心部のアントル・ドゥー・メールでは、生牡蠣や魚介類と楽しまれています。

また、ボルドー地方南部には霧が発生しやすいエリアがあり、「貴腐ワイン」と呼ばれる世界最高峰の甘口ワインが造られています。

なかでも、シャトー・ディケムは世界三大貴腐ワインのひとつと言われており、ハチミツが液体の宝石になったかのような味わいを楽しめます。

複数の品種をブレンドして造られるのが特徴

ボルドーワインをボルドーワインたらしめている特徴が、「ブレンド」です。その昔、この地ではひとつの畑に品種を区分けせず混植されており、それら品種をブレンドしていた過去があります。

昔から品質の高さで有名であったこと、こういった歴史的背景も手伝い、今では「ボルドーワイン=ブレンド」という図式が成り立っているのです。

赤ワインの場合、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、プティ・ベルド、カベルネ・フランがシャトーそれぞれの比率によってブレンドされます。

一方、白ワインはソーヴィニョン・ブランが主体ですが、セミヨン、ミュスカデルがブレンドされます。

中には、ソーヴィニョン・ブラン100%という白ワインも見受けられますが、一般的には白ワインはブレンドされます。そのほか、ロゼも有名であり、これら品種をブレンドした多種多様なワインが造られています。

ボルドーの「5大シャトー」について

ボルドーと言えば、メドックの五大シャトーです。1855年に開催されたパリ万博博覧会の目玉として制定されたシャトーの階級制度であり、そのトップ5が「5大シャトー」と呼ばれています。

五大シャトーの筆頭と呼ばれる「シャトー・ラフィット・ ロスチャイルド」、フランスのワイン女王と呼ばれる「シャトー・マルゴー」、常に王者たる佇まいを崩さない「シャトー・ラトゥール」、当初2級でありながら1973年に1級に昇格した異色のシャトー、「シャトー・ムートン・ ロスチャイルド」、唯一メドック地区ではない、ペサック・レオニャンから選定された「シャトー・オー・ ブリオン」が、五大シャトーです。

ただし、ボルドーにはそのほかに、グラーブの格付けや前述したシャトー・ディケムが位置するソーテルヌの格付け、ボルドーの右岸に位置するサンテミリオンの格付け、クリュ・ブルジョワなど、さまざまな格付けが存在します。

また、世界的には五大シャトーを凌ぐ人気がポムロールに位置する「シャトー・ペトリュス」です。

ポムロールは格付けが存在しませんが、それでも古くから名声を高めていた「シャトー・ペトリュス」が突出した人気を博しており、世界中のワインマニアの垂涎の品となっています。五大シャトーも素晴らしいですが、ボルドーはまだまだ奥が深く、探求しがいがあるのです。